数学検定2級に合格するための勉強法を解説します。

残すは2級→準1級→1級となりましたね。
数学検定2級から徐々に難しくなってきますよね。
この記事では次の内容を解説します。
数学検定2級に合格するための道筋が見えてくると思います。
数学検定2級の難易度と出題形式について
数学検定2級の勉強時間の目安
数学検定2級の合格に必要な参考書と勉強法
数学検定2級の難易度のレベル(合格率)は文系数学範囲
数学検定2級の範囲は高校2年生までに学習する内容です。
合格率は毎回3割程度に落ち着いています。
高校2年生といえば、
ここら辺から数学に苦手意識を持つ生徒が増えます。
数学検定協会もそこは理解しているので、
つまずいてしまう分野が多いと合格することは容易くはなくなります。

数学検定2級は問題数が準2級と比べて減りますよね?
1問1問の重みが上がってくる感じです。
具体的には2次で選択問題形式が導入されます。
この傾向は数学検定準1級や数学検定1級へと引き継がれます。
苦手分野を払拭していくことが数学検定2級合格への近道であり王道です。
苦手分野を克服する基準は共通テストなどの問題を解けるという意味でなく、
教科書の例題程度の問題を解けるようにするという意味です。
数学検定2級の勉強時間
数学検定2級の勉強時間は目的によって異なります。
合格を目的とする人と、
受験で数学を使う人の2通りに分かれます。
後者の場合はさらに文系か理系か?
目指す大学のランクによっても異なります。
ここでは1つの目安として数学検定準1級も考えている方を例にします。
数学検定準1級を目指す人は記事の下記にある数学検定準1級の記事にある
数学の参考書をベースに勉強してください。




数学検定2級では数学Ⅰ、数学A、数学Ⅱ、数学Bの4冊が必要です。
本書は受験数学も視野に入れている受験者向きです。
数学検定2級に合格するためにはオーバーワークになります。

数学検定2級の合格をしたいなら、
どの程度の勉強時間でしょうか?
学習する参考書は決まっているので、
1日に2時間でも勉強すれば、
全ページ200ページ程度なので
3ヶ月程度で合格水準に達します。
実際に使用すべき参考書を紹介します!
数学検定2級の過去問を用いた問題集の役割も果たす参考書を用いた勉強法
数学検定2級は1冊の参考書で合格可能です。
僕が受かったのは中学3年生の時でした。
当時はこのような質の高い参考書がなく
複数の書籍を頼りに勉強していました。
本書の特徴は何と言っても質の高さです!
分野ごとに過去問ベースに内容が構成されています。
思考法も学べるので2次の合格力もこれ一冊で養えます。
合格ナビシリーズは準1級→1級と続くため、
数学検定2級時点から購入しておいて合わせた方が学習がスムーズです。

勉強法についてなのですが、
どの分野を重点的に行うべきですか?
三角関数とベクトルです。
指導経験上では上位進学校を除き、
高校2年生は三角関数で数学が苦手になり、
ベクトルの理解が疎かなため入試問題が解けない現象が起きます。
この現象は少なくとも10年程度は続いており、
数学検定協会もそれを理解しているからか、
この2分野の問題は準1級や1級の上位級でも頻繁に出題されます。
三角関数は加法定理以外は導き方も覚えておくと公式は忘れにくい状態になります。
加法定理の証明は難しいので個人的には最後にやるのが良いと思います。
ベクトルは平面・空間を区別せずに、
点の座標を求めるためにベクトルを用いているという認識を持ちましょう。
これができなくても数学検定2級には合格できますが、
合格するならば本質的なことを理解した状態が良いですよね!
数学検定2級は苦手分野を克服する気持ちが大切です。
チャレンジャーを応援しています!