受験数学

自然数と整数を分けるという考えを解説

2020年1月25日

複素数の中に実数があり、実数の中に有理数があり、有理数の中に整数があり、整数の中に自然数がある。

数検1級
では自然数ってこれ以上わけられないのでしょうか?

今日はそのことに関することを紹介します。

自然数はもっと細かくわけられます!

  • 1
  • 素数
  • 合成数

素数をしればきっと宇宙の秘密にもせまれる。

数検1級
ジョジョ6部のプッチ神父も困った時に素数を数えるなどしていました。物語は終盤に宇宙まで広がります

会話相手
素数と宇宙は関係ありそうですね
  • 1とその数以外に約数を持たない数を素数と言います
  • 2は素数です
  • そのため素数ならば必ず奇数は間違いです

例えば6=2・3より6は合成数です。

このように自然数は3つの大きなカテゴリーに分けられるのですね。

整数はどのように分けることができるのか?

  • 整数は余りによって分類できます
数検1級
一例は偶奇性。よく入試問題で偶奇に注目とかありますよね?あれって余りによる分類で考えなさい!の一例にすぎません
会話相手
確かに。2で割ったあまりは0か1だから、それが偶奇に対応していますね
  • 3で割った余りで場合分けをすると整数は3つのカテゴリーに分けられる
  • 7で割った余りで場合分けをすると整数は7つのカテゴリーに分けられる
  • nで割った余りで場合分けをすると整数はn個のカテゴリーに分けられる

このように考えると例えば次の問題が証明できます。

nを整数とする時、nとnの3乗を6で割った余りは等しいことを示せ

こう言う時に合同式を使えると確実に解けます。

こういったお話は安田先生の本にいっぱい載っているので、おすすめです!

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

志田龍太郎

東大修士取得後30代で3000万円を築き早期リタイアした元数学教諭(麻布高など指導経験あり)の投資家。サイト+SNS運営などに取り組む傍ら英検1級勉強中。数検1級を高3で漢検1級を教諭時代に取得。数検1級は平成17年度の第106回検定にて合格しました。執筆などお仕事依頼などはお問い合わせからお願いします!

-受験数学
-, ,